ハンガリー、カロチャ刺繍のブラウス

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ブダペストで買った「カロチャ刺繍」のこども用ブラウス。
(いずれお店の壁に飾ろうかな、と思って買って来ました)

カロチャはブダペストの100kmぐらい南にある古い町で
そこで生まれた刺繍が
いまではハンガリーを代表する民芸品となっています。

ぷっくりとした立体的で光沢のある花の刺繍が特徴で、
ほぼシンプルなサテンステッチで作られています。
赤や紫が伝統的な色使いだそうです。
ハンガリーだけでなく、
チェコでもスロヴァキアでも感じましたが、
東欧の刺繍は、イギリスやフランスの刺繍よりも
太い糸で刺すことが多いようです。
そのため、ざっくりとした手触りのある
民芸品らしいぬくもりに仕上がっています。

チェコの手芸屋さんでも、刺繍糸をたくさん見ましたが
どれも太くて硬い、しっかりした糸で
ちょっとびっくりしました。
刺繍糸というより、わたしがふだん使っている
太めのレース糸に近いような…

このブラウスでは見られませんが、
刺繍した部分のまわりの糸を抜いて、
さらに別の糸でかがってレース状に仕上げたものが有名です。
ドイリーやテーブルクロスとして売られていました。
(糸を編んでレース状にするのではなく、
布の糸を抜いてレース状にするのはとっても大変!で
非常に手間のかかる技法です。
わたしにはとても無理…)

ハンガリーの女の子は、いまでも、
こどもの頃から刺繍を習っているんですって。
そうやって代々受け継がれていく技術がある
というのは、とても素敵なことですね。

このカロチャ刺繍以外にも、ハンガリーには
マチョー刺繍、イーラーショシュなど
地方によって多様な刺繍が存在するそうで、
どれも個性的で、違った魅力があります。

刺繍は、主に民族衣装の中で発展してきたので、
民族の成り立ちと深いかかわりがあります。
模様のひとつひとつ、
色使いのひとつひとつにも意味があり、
知れば知るほど、ますます興味が湧きます。

次に行ったときには、
それぞれの刺繍の町を訪ねてみるのも
おもしろそうだな、なんて思っています。


旅から帰ってきました!

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旅から帰ってきて荷物を整理中です。
プラハもブダペストも一日中気温が上がらず
ほとんど零下でとっても寒くて、
歩いているだけで皮膚が凍りそうでした…
(写真は、漁夫の砦から撮ったブダペストの町。
もやがかかってちょっと幻想的)

今年の冬は寒いなぁなんて思っていましたが
それでも、日本はあったかいなー。
気温が低くても陽射しがあるので
体感温度が違います…太陽ってすごい!


今回は主に生地と民芸品を探しに行ったのですが
チェコはすごい雪で蚤の市とかはもちろんやってないし
その後、ちょっとしたトラブルもあって、
思うように買い物ができませんでした…
結局、ほとんど遊んでただけ?
(それはそれでいいんですけど、ね)

とはいえ初めての東欧で
いろんなレースや刺繍を見ることができて、
とっても楽しかったし、刺激になりました。
レースも刺繍も、地域によって
技法やスタイルがいろいろあって本当に奥が深いです。
もっといろいろ勉強したいなぁ…

ただ、生地を買うなら
やっぱりロンドンやパリのほうが充実していて
いいもの(素材もデザインも)が揃っているな、
と感じました。
結局、トランジットで降りたロンドンで
いちばん買い物したかも!

東欧は、アンティークや民芸品は
素敵なものがたくさんあるのですが、
洋裁用の生地はわりと化繊のものが多く
あまり数も揃っていませんでした。
その代わり、編み物と刺繍は盛んなようで
毛糸と刺繍糸の品揃えはすごい!
どの手芸屋さんに行っても、
ずらりと糸が並んでいて圧巻でした。
「刺繍図案が既にプリントしてある布」というのも
かなりたくさん売っていて(でも意外に高い)
そういうものを見て歩くのがかなりおもしろかったです。

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どの国でも、手芸屋さんや民芸品屋さんばかり
回って歩きました。
お店の看板がすごくかわいくて、
看板の写真ばっかり撮っていた気がします。
左はチェコの手芸屋さん、
右はハンガリーの民芸品屋さんです。

東欧でも、いまは
機械製品がたくさん出回っていて
ハンドメイドの民芸品はかなり減っているようですが、
それれも、生活のかなり近い場所に
「手芸」が根付いている気がして
興味深かったです。


2013年01月18日のツイート

09:35
旅のおとも http://t.co/Pxts7Yu2 #jugem_blog
13:06
かぎ針編みのデジカメポーチ http://t.co/mmp6tw9v #jugem_blog

かぎ針編みのデジカメポーチ

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今まで使っていた布製デジカメケースを
もっとコンパクトにしたかったので
家にあった余り糸で編んでみました。
シンプルなデザインにしたので、
制作時間、1時間弱!

編み物のケースだと布製よりも
ぴたっとフィットするので、かさばらず、
コートのポケットにも余裕で入って
すごく便利です。

ある程度厚みがないと衝撃に弱くなるけど
厚すぎるとポケットに入れにくくなるので
どの太さの糸で編むか少し悩みましたが、
中細のウールの毛糸で。

以前、同じようなケースを編んだときは
白い糸でつくったら汚れが目立ったので、
今回は濃い色がいいなと思い、赤にしました。
赤すぎるかなー、と思ったけど
出来上がってみると、案外かわいい。

さっそく明日から使いたいと思います★


旅のおとも

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明日から旅に出るので、
今日は朝から荷造り。

旅のおともに欠かせない、編み物グッズ。
いつも途中で糸が足りなくなるので
今回はちょっと多めに用意。

毛糸はちょっとだけで、
春向けの綿麻糸をたくさん持っていきます。
まずは編みかけの付け襟を完成させて、
あとはシュシュをいくつか編むつもり。

今回は飛行機の乗り継ぎ時間がけっこうあるので、
空港での待ち時間に
かなり編み物がすすむ気がします…

出かけている間(明日から1/29まで)は
オンラインショップをお休みさせていただきますので
ご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いいたします。

プラハ→ウィーン→ロンドンとまわって
刺繍図案と生地を買うつもりですが…
いいものが見つかるといいな。

では、行ってきまーす。


2013年01月16日のツイート

19:19
リバティプリントのブックカバー&ポーチ http://t.co/lOdC1l5e #jugem_blog

リバティプリントのブックカバー&ポーチ

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ブックカバー、好評につき増産中★

右2つの小鳥プリントがお気に入りですが、
真ん中の、ロンドンの航空写真をもとにデザインした
「ホールドライブ」の緑も
すごくかわいくて、おすすめ!

左端の「スモール・スザンナ」は定番ですが
ピンク系でブックカバーをつくるのは初。
インパクトのある色&柄だけど
品よくまとまっている感じがリバティらしくて好きです。


それから、ビニールコーティング生地で
新しい形のポーチも試作。

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タックをとったマチ付きポーチです。
生地は「ナンシー・アン」の紫。

いまいち思ってたような形に仕上がらなかったので
このポーチはしばらく保留…かな。
もう少し浅いほうがバランスがいいのかも?

そういえばこの「ナンシー・アン」は
今年、けっこう新色が出ましたね。
大好きな柄なので、新しい色も買い足しておこうかな。
リバティの2013年の春夏コレクション、
はやくチェックしなくちゃ…!


2013年01月12日のツイート

19:05
【お知らせ】2月のイベント出店予定です http://t.co/eJyMBrRN #jugem_blog

【お知らせ】2月のイベント出店予定です

HPのほうには、まだざっくりとした情報しか
掲載できていないのですが、
2月のイベント出店が決まったので
お知らせいたします★

2月9日、10日
栃木県高根沢町「クラフト雑貨フェスタ」
http://ameblo.jp/15-ichie-megu

2月23日、24日
栃木県宇都宮市「レアレアデザインマーケット」
http://www.bonmarche100.jp/event/rare2.html


来月は上記2つのイベントに参加させていただきます。
どちらも屋内でのイベントですので、
寒さの厳しい季節ですが…
なんとかがんばれそうです。
(でも、みなさま暖かくしてお越しくださいね)

「レアレア」のほうは
今回初めて開催されるイベントで、
クラフト作家以外に、
企業のみなさんのブースがたくさん並びます。
会場は、宇都宮市の駅東にあるマロニエプラザ。
今までのイベントの中で、
いちばん自宅から近いので…やっぱり嬉しいです。

3月は、栃木から少し足を延ばして
できたらまた東京に行きたいなぁ、
と思っているのですが…どうなるでしょう…

今年も、決まったものから、
順次ブログとHPにてお知らせしますね。
よろしくお願い致します!


2013年01月11日のツイート

16:29
にわとりプリントのミトン、ちょっと改良しました http://t.co/nnGwQzEo #jugem_blog

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