帆布×赤&青ステッチのエコバッグ

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早朝から降っていた雪もやみ、
朝からつくっていたエコバッグもほぼ完成。

何度も洗って、やわらかくした帆布は
手になじむ、くったりしたやわらかさと
ナチュラルな風合いが魅力です。

昼間試作したものはシンプルすぎて寂しかったので
ミシンステッチ+ポケットでアクセントをつけたら
なんとなく納得のいく感じになりました。

赤の糸と、青の糸、両方使ったもの、
いろんなパターンでステッチしました。

油性ペンキで色をつけようかな、とも思ったのですが
エコバッグはけっこう洗濯して使うので
油性といえど、ペンキじゃないほうがいいな、と思い直し
ステッチで色を足すことに。

帆布のエコバッグは使い勝手がよく
丈夫で長持ちするので
これからも、たくさんつくりたいと思います。



帆布にラフなミシンステッチ

洗い加工でくったりやわらかな手触りになった
11号帆布(生成り)を使って
エコバッグをつくってみました。

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シンプルにしよう、と思ったら
シンプルすぎてなにか物足りないような。
なので、ミシンステッチを加えることに。

いくつか、ラフにステッチをかけました。
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赤と青の糸で。

まっすぐに何本かステッチを重ねたものと
ぐるぐるっとフリーハンドっぽいラインで丸を描いたもの。

絵を描く気分で帆布にステッチ。楽しいです。
ステッチするだけで、なんの変哲もなかったバッグが
特別な感じになって急に愛着が湧きました。
なんだろう、やっぱり
「世界にひとつだけ」な感じがいいのかなぁ。

午後、袋状に縫って仕上げます。



好きなもの、苦手なもの

紙に書かれた言葉が好きです。

映像は苦手です。テレビも映画も。
舞台も苦手です。
詩を読むのは好きですが、
朗読される詩を聴くのは、好きじゃありません。

好きなものと苦手なもの。
その差はなんだろう、と考えました。
そして気づいたのは、たぶん
「表現者のカタルシス」が入り込むものが
嫌なんだな、と気づきました。

映像も、自然のドキュメンタリーなら割と好きですが
お芝居はあまり観る気がしないのです。

演者がいて、その人の中を通って表現されるものは
もとの戯曲や詩の言葉とは
違ったニュアンスを持って、見る人に伝わります。

それがいい、と思う人も多いのでしょうけれど
わたしは、なんの脚色もない、
もとの素直な言葉をそのまま受け止め
自分の中で想像の翼を広げるのが好きです。

紙に書かれた文字を読むと、自分との対話が進み
いろんな方向に世界が広がりますが、
お芝居を観ていると、どうしても
「用意されたひとつのストーリー」だけが入ってきて
ちょっと息苦しく感じるのです。

詩は、お芝居以上にその傾向が強く
朗読されてしまうと、演者による解釈が濃く反映されて、
もともとの言葉から受けるはずの想像力が
殺されてしまうように感じます。

長い年月を経て生き残ってきた古い詩の言葉を
読む人の色に塗り替えられるのは、抵抗がありますし、
自作の現代詩を自身で朗読する、という行為には
さらに強い、表現者のカタルシスを感じて、
逃げ出したいような、恥ずかしいような、
居心地の悪さを覚えます。
(でも谷川さんご自身による詩の朗読だけは別で
逃げ出したいような居心地の悪さを感じることは全くなく、
むしろ、詩の言葉が凄みや鋭さを増して
伝わってくるような気がします。
それはやっぱり、谷川さんだから、
谷川さんの書く言葉だから、なのだと思うのです)


わたしにとって詩の魅力は
「答えのないもの」
「どんな解釈も許されるもの」で、
1+1=2 という決まったルールの中で日々を送り、
頭の凝り固まった自分を、
やわらかく解きほぐしてくれるものなので、
誰かの解釈が入り込まない、
素の言葉と接していたいのかもしれません。

だからわたしは、活字が好き。
紙に書かれた言葉が好きなんだと思います。



雪がふると子守唄がきこえる

静かに静かに、雪が降り積もっています。
寒い朝ですね。
もうすぐ終わる冬の名残のように
雪がしんしんと、降り続いています。


雪がふると子守唄がきこえる
これは永い間のわたしのならはしだ。
窓から戸口から
空から
子もりうたがきこえる。
だがわたしは子もりうたを聞いたことがない
母といふものを子供のときにしらないわたしに
さういふ唄の記憶があらうとは思へない。
だが不思議に
雪の降る日は聴える
どこできいたこともない唄がきこえる。

室生犀星は金沢の人です。
雪が降ると、ふるさとのことを思い、
顔の知らない母のことを思い、
こんな気持ちになっていたのかもしれません。

かの有名な
「ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの」
で始まる詩も、犀星のものです。
離れた土地で暮らしながら、きっと
ふるさとのことをずっと胸に抱えていたのでしょうね。

わたしも東京で暮らしているときには
雪が降ると生まれ育った宇都宮のことを思い出しました。
いまでこそ、あまり積もらなくなりましたが
幼い頃は冬になると結構積もったものでした。

今日も、ふるさとを離れたどこかで
故郷の雪のことを思い出している
誰かがいるのかもしれません。


2012年02月28日のツイート

09:29
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10:37
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17:33
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一日中ミトンづくり

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今日は一日中ミトンをつくっていました。
手袋形のものも、パッチワークのミトンも。

写真は「その生地をミトンにしちゃうなんて
もったいない!」と母から批難された、
お気に入りの、ストフ社のリネン。
咎められたけど、つくっちゃいました。

この生地のプリント、とっても好きなのですが
生産終了らしく、もはやどこに行っても見つからず。
再生産してほしいなぁ。
もっといろいろつくってみたいよー。

誰に見せても「その生地、素敵ね」と言ってもらえる
魅力的なデザインなのに(お高いけど)!


ところで、このミトンには
青いラナンキュラスがプリントされていますが
実際には、青いラナンキュラスって見たことないんです。
あまり出回ってないのかな?

お花屋さんでよく見るのは赤、白、オレンジ、黄色ですよね。
そういえば一昨日、市場で買ってきた鉢植えは
オレンジと赤のつぼみがついていました。

今度お花屋さんに行ったら、
青いラナンキュラスも探してみなくちゃ。



スマートフォンのポーチ2

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ふたたび、スマホのポーチをつくってみました。
帆布×デニム×革の組み合わせ。
帆布バッグの持ち手にひっかけて
バッグと一緒に連れて歩くと、カワイイ気がします。

こうしておけば、バッグの中で
迷子にならなくて便利。

裏地にはコットンの花柄をつけてみました。
HPに商品としてアップする予定です。



いま始まる新しいいま

心臓から送り出された新鮮な血液は
十数秒で全身をめぐる
わたしはさっきのわたしではない
そしてあなたも
わたしたちはいつも新しい

さなぎからかえったばかりの蝶が
生まれたばかりの陽炎の中で揺れる
あの花は
きのうはまだ蕾だった
海を渡ってきた新しい風がほら
踊りながら走ってくる
自然はいつも新しい

きのう知らなかったことを
きょう知る喜び
きのうは気づかなかったけど
きょう見えてくるものがある
日々新しくなる世界
古代史の一部がまた塗り替えられる
過去でさえ新しくなる

きょうも新しいめぐり合いがあり
まっさらの愛が
次々に生まれ
いま初めて歌われる歌がある
いつも いつも
新しいいのちを生きよう
いま始まる新しいいま


大好きな川崎洋さんの「いま始まる新しいいま」は
いつ読んでも、何度読んでも
はっとすることの多い作品です。

川崎さんの作品はどれも
事象に対する慈しみ、というか
対象に向ける大きな愛情、というか、
すべてにあたたかな目線が注がれているのがわかって、
こころの透き通った、
あたたかい人だったんだろうな、と感じます。

ほかにも「これから」「小さなリリーに」「ほほえみ」
など、たくさん好きなものがありますが
「いま始まる新しいいま」はとくに好きです。

毎日いろんなことがあって
悲しいことや苦しいこともあるけれど
いつも、新しいいまがあり
いつも、新しいいのちを生きることができる。
そんな気持ちになります。


2012年02月27日のツイート

12:43
こんな晴れた月曜日、買ったクルマを取りに行く。約10年ぶりぐらいに運転したら、怖い怖い〜。いろんなところをこすりそうだから中古にしました。ぶつけ放題。でも他所の家とかクルマとか人にはぶつけないようにしないと、当たり前ですが。しばらくは遠出はできません。要練習。
19:15
今日はキッチン雑貨をいろいろ試作。ティーコゼーとミトン。まだ調整中。型紙を見直そうかな? http://t.co/S5TkKdCh
20:53
パッチワークミトンの日々 http://t.co/5XAsjtzP #jugem_blog

パッチワークミトンの日々

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このところ、また端切れがたまってきたので
パッチワークミトンを毎日つくっています。
柄合わせをして、キルトをなかに詰めて、
縫い合わせて。

ひとつひとつ、微妙に表情が違っているので
なんとなく愛着が出てしまって、
どれも、お気に入りのミトンになっています。

たーくさん製作中なので
多くの人の手にわたって、
日々の暮らしの中に生かしてもらえたら
とても嬉しいなと思います。



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